三菱化学、自動車搭載タッチパネル向けにバイオエンプラ新グレードを開発

自動車 ビジネス 企業動向
光の歪みの比較
光の歪みの比較 全 1 枚 拡大写真

三菱化学は1月20日、高機能透明バイオエンプラ「デュラビオ」において、光学特性・耐熱性・耐湿性に優れた「自動車搭載タッチパネル」向け新グレードを開発したと発表した。

自動車搭載タッチパネルは、 安全上の理由から、前面板には衝撃に強いポリカーボネートなどの透明樹脂が用いられている。しかし、ポリカーボネート樹脂には、透過する光が歪んでしまうため、タッチパネル表面の表示も歪んで見づらいという欠点があり、これを解決する代替材料の開発が待たれていた。

今回同社が開発したデュラビオの新グレードは、光学特性が高く、透過する光がほとんど歪まないため、タッチパネル表面の表示を見やすくすることができる。

同社では現在、黒崎事業所にある年産能力5000トンの商業プラントで、2012年秋以来、デュラビオを生産。今後、自動車搭載タッチパネルなど、デュラビオの高い機能を活かした用途開発を積極的に行い、2015年度までに年産能力を1万6000トンに増強する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
  5. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る