三陸鉄道は東日本大震災から3周年となる3月11日、南リアス線と北リアス線の両線で『震災学習列車』を運行する。
南リアス線の『震災学習列車』は13時40分、盛駅に集合。運行時刻は往路が盛14時10分発~吉浜15時着、復路が吉浜15時10分発~盛15時50分着になる。往復利用のほか、往路のみの片道利用もできる。
北リアス線の『震災学習列車』は、片道利用が田野畑駅13時40分集合で、田野畑14時10分発~久慈15時15分着。往復利用の場合は久慈駅を12時25分に集合し、12時55分に出発。田野畑駅には14時に到着し、片道利用と同じ14時10分発の列車に乗車して久慈駅に戻る。
三陸鉄道の社員によるガイドが行われるが、吉浜15時10分発と久慈12時55分発は車内ガイドがない。南北両線とも地震が発生した14時46分に黙とうする。参加費は片道1500円・往復2000円で、各80人を募集。申し込みは南リアス線が南リアス線運行部(電話:0192-27-9669)、北リアス線が久慈駅(電話:0194-52-0177)で、それぞれ受け付けている。
三陸鉄道は岩手県の第三セクターで、宮古~小本~田野畑~久慈間71.0kmの北リアス線と盛~吉浜~釜石間36.6kmの南リアス線を運営している。2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波で路盤が流出するなどの被害を受け、全線が不通に。その後順次復旧しており、残る北リアス線小本~田野畑間10.5kmと南リアス線吉浜~釜石間15.0kmも4月上旬には運転を再開する予定だ。
同社は「被災地の『今』を『見て』『聞いて』『感じて』いただき、皆さまの今後の防災にお役にたてればと思い、個人でもご参加いただける『震災学習列車』を企画いたしました。遠慮せず、三陸海岸にお越しください」としている。