日産自動車の欧州法人、欧州日産は1月13日、2013年の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は63万9846台。前年比は3.9%減と、2年連続で前年実績を下回った。
同社は2011年、欧州で68万3813台を販売。前年比は20%以上の伸びを示した。それから一転、2012年、2013年と、新車販売が2年連続で前年実績を割り込んだのは、欧州の信用不安の影響。
市場別の2013年の販売実績は、ロシアが14万6319台でトップ。しかし、前年比は5%減と落ち込んだ。2位には、サンダーランド工場のある英国が、12万7752台で続く。以下、フランスが6万4900台、ドイツが5万5562台、イタリアが5万1396台。
車種別では、主力の小型SUVの『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)が、24万7969台を販売。モデルチェンジのタイミングと重なり、前年比は1.1%減とマイナスに転じた。それでも、欧州日産の全販売台数の約4割を占める。2010年9月に投入された『ジューク』は、13万5625台を販売。以下、『ノート』が4614台、『マイクラ』(日本名:『マーチ』)が4216台、『エクストレイル』が4051台。
なお、日産自動車の2013年の欧州市場におけるシェアは、3.77%。前年実績に対して、0.03ポイントの減少となっている。