【スバル レヴォーグ プロトタイプ 試乗】先行予約は3200台、その7割はSパッケージを選択

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スバル商品企画本部プロジェクトジェネラルマネージャー 熊谷泰典氏
スバル商品企画本部プロジェクトジェネラルマネージャー 熊谷泰典氏 全 6 枚 拡大写真

ツインリンクもてぎで開催された『レヴォーグ』プロトタイプの試乗会。コースに出る前のプレゼンテーションにおいて、スバル商品企画本部プロジェクトジェネラルマネージャー 熊谷泰典氏が、あらためてレヴォーグのコンセプトやこだわった点について説明を行った。

スバルでは2014年の販売目標を、グローバルで88万台、国内市場で18万5千台を目指しているというが、熊谷氏はレヴォーグはこの目標達成の要だとする。また、初代レガシィから25年目の国内の社運をかけて開発した車であると強調した。新型インプレッサ投入後、レガシィとインプレッサの車格が離れていき、国内市場のニーズを満たす車がなくなってしまった。そのため、次期レガシィはよりグローバル市場を意識したものとし、国内市場にはレヴォーグを投入するという戦略だ。

価格帯も、レヴォーグ「1.6GT」は、現行のレガシィツーリングワゴン「2.5i」と同等の247万円から283万円に、「2.0GT」はレガシィの2.0GTより下の310万円~330万円に設定された(ともに希望小売価格)。

開発でこだわった点は、内装の仕立を挙げた。ともするとスバル車は内装がよくないと批判されることもあるが、シートや内装の質感にはこだわっているそうだ。また、ツーリングワゴンとしてのユーティリティを損なわないように、現行レガシィよりサイズダウンした車体ながら、荷室の容量は522リットルを確保している(D型レガシィは520リットル)。

エンジンは2.0、1.6ともに、レガシイ2.0 DITエンジンの設計をベースにした新開発エンジンだ。エンジンブロックも共用せず、搭載されるターボも排気量に合わせた大きさのユニットとなる。

またレヴォーグは4月からの出荷を前に先行予約を行っている。熊谷氏によれば、1月19日現在で予約件数は3,200件。このうち70%が1.6のモデルで残り30%が2.0とのことだ。また、ビルシュタイン製のダンパーや18インチホイールを装着したSパッケージ(1.6GT-S、2.0GT-S)は全体の70%で、これは予想していなかった割合だそうだ。

《中尾真二》

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