日本通運、物流拠点増設…羽田空港発着枠拡大による国際貨物の増加に対応

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日本通運、原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2(BILT-2)を新設
日本通運、原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2(BILT-2)を新設 全 1 枚 拡大写真

日本通運は、千葉県市川市原木に「原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2(BILT-2)」を新設し、1月21日に竣工した。

原木地区は、成田空港と羽田空港の中間に位置し、東京港からも近く、首都圏エリアでの国際物流と国内物流の結節点となっている。東京税関も出張所を置いており、航空・海上双方の国際貨物を取り扱う上で、利便性が高く、多くの物流拠点が所在する。

今回竣工した「BILT-2」は、これらの好立地条件を生かし、多様化・高度化する顧客の物流ニーズに応えることを目的に建設したもの。輸出入貨物を取り扱うためのセキュリティ面、危機管理面で体制を整えている。

セキュリティ面では、高度な保安・品質管理が求められるハイテク機器、医療機器などの物流需要に幅広く対応するため、国際的なセキュリティ認証であるTAPA-Class Aを取得する予定で、同規格に準拠する各種セキュリティシステムを備える。

危機管理面では、自家発電機の導入により、大規模災害などの非常事態発生時、BCP(事業継続計画)対応を考慮、高付加価値の物流サービスを提供するとしている。

施設は全館でLED照明器具を採用したほか、施設屋上に太陽光パネルを設置した環境配慮型の設計を施している。

同社はこれまで、原木地区で3棟、延床面積で約3万4000平方メートルの物流施設を運営し、国際航空貨物を中心に保管・流通加工・配送など各種ロジスティクスサービスを提供している。今回のBILT-2竣工で、同地区での国際物流倉庫は計4棟、7万1000平方メートル規模となる。

さらに、今年は羽田空港発着で、昼間時間帯の国際便発着枠拡大に伴う貨物の増加が見込まれ、同空港国際貨物ターミナル内に、同社が保有する保税上屋と連携を一層強化するとともに、BILT-2内に保税蔵置場を新設する計画。

《レスポンス編集部》

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