1月21日、メルセデスベンツは2014年DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のドライバーに元チャンピオンのポール・ディ・レスタが復帰すると発表した。
これでメルセデス・ベンツのDTMチームは、ディ・レスタとゲイリー・パフェットという2人の前チャンピオンを擁して、2013年シーズンでアウディに奪われたタイトル奪還に挑戦することになった。
すでにディ・レスタは21日に彼のために用意された『メルセデスAMG Cクーペ』のシェイク・ダウン・テストを済ませている。ディ・レスタは、「私は勝利に飢えている」とコメントし意気込みを見せた。
2014年シーズンのメルセデスベンツDTMチームには、2005年のDTMチャンピオンである32才の英国人ドライバー・ゲイリー・パフェットと、2010年のDTMチャンピオンである27才のスコットランド人ドライバー・ディ・レスタが参加し、共にメルセデスAMG Cクーペを駆る。新しいスコットランド人ドライバーは、ダイムラーが創業120年を迎える今シーズンのメルセデス・ベンツのモータースポーツを強化することになる。
ディ・レスタは、2007年から2010年のシーズンで42レースを戦い、6度の勝利と6回のポール・ポジション、7回の最速ラップを記録し2010年のチャンピオンに輝いた。その後F1へ転進し、58レースを経験した。
ディ・レスタは、「DTMに復帰して多くの顔なじみの人たちと会うと、本当に嬉しい。私の最後のDTMレースになった2010年の上海以来、変わっていないことは、私が勝利に貪欲であるということだ。5月上旬のホッケンハイムでのDTM開幕戦で勝利できるように準備するつもりだ」と話している。
メルセデスベンツモータースポーツのトト・ウルフ氏は、「ディ・レスタは以前何年もの間我々のファミリーの一員であった。彼はF1での経験を生かしてくれるだろう。今回、ゲイリー・パフェットと共にメルセデスでDTMのタイトルを獲得した経験豊富な2ドライバーを擁することになった」としている。