イランの自動車メーカーであるイラン・ホドロ(IKCO)は21日に、グループ会社のイラン・ホドロ・パワートレイン(IPCO)が、イラン国産車『ルンナ(Runna)』のハイブリッド車を開発したと発表した。
発表によると、ルンナのハイブリッド・システムは、内燃機関エンジンと電気モーター駆動とを組み合わせたハイブリッド・エレクトリック車(HEV)であると公表している。
このルンナ・ハイブリッドは、イラン産業開発革新公社の支援を受けた「国産ハイブリッド車プロジェクト」によって開発されたもので、イランの国産技術によるものだ、としている。首都テヘランのような大都市の大気汚染の解消が目的だという。
ルンナ・ハイブリッドは、4気筒および3気筒の内燃エンジンを搭載し、シリーズ方式を採用するとみられる。発表によると「1回の充電で最大70~80kmの電気モーター走行が可能」という記載もあることからプラグイン機能も装備すると思われる。最高速度は120km/hの性能で、2014年の夏からテヘランでテスト走行を開始するという。