北極海の海氷観測衛星『WNISAT-1』初の画像撮影に成功

宇宙 企業動向
(左)カナダ・ハドソン湾沿岸の撮影地域 (右)WNISAT-1が2013年12月20日に可視光カメラで撮影した画像
(左)カナダ・ハドソン湾沿岸の撮影地域 (右)WNISAT-1が2013年12月20日に可視光カメラで撮影した画像 全 1 枚 拡大写真

2014年1月23日、株式会社ウェザーニューズと株式会社アクセルスペースは、昨年11月に打ち上げられた、北極海の海氷を観測する超小型衛星、『WNISAT-1』が初期運用を開始し、カナダ・ハドソン湾沿岸での画像撮影と地上局での受信に成功したと発表した。

WNISAT-1は、2013年11月にロシア・ヤースヌイ宇宙基地からドニエプルロケットで打ち上げられた超小型衛星。ウェザーニューズによる、北極海航路での高精度な海氷の予測と船舶の安全運航をサポートするための専用衛星となる。高度600キロメートルの太陽同期軌道で、可視光と近赤外光のカメラを搭載し、画像の分解能は0.5キロメートル、画像撮影領域は500×500キロメートルとなる。超小型衛星ベンチャー企業、アクセルスペースが開発を担当し、昨年打ち上げられた。

衛星は12月から海氷を観測するカメラの動作確認試験を行っていた。今回、北極海の一部、カナダのハドソン湾沿岸(オンタリオ州沿岸)を12月20日に可視光カメラで撮影した画像を公開した。民間気象衛星として超小型衛星による画像撮影は世界初という。現在、衛星は初期運用の段階にあり、今後の本格的な海氷観測に向けて準備作業を継続するとしている。

近年では超小型衛星による商用地球観測衛星の打ち上げ、ベンチャー衛星開発企業の参加が加速してきている。WNISAT-1と同時にドニエプルロケットで打ち上げられた米スカイボックス イメージングの「SKYSAT-1」が商用地球観測衛星で初めてHD動画を撮影、公開しているといった例がある。

《秋山 文野》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. バッテリーレスで即使用可能、マイナス40度対応の「高安全性ジャンプスターター」が登場
  2. 既販スバル車で性能向上、ハードウェアアップデート3商品の予約開始…対象は『レヴォーグ』など
  3. スバル『レヴォーグ』と『WRX』の756台でリコール …電動パワステが正常に機能しないおそれ
  4. 『湾岸ミッドナイト』悪魔のZ、1/18スケールモデル販売へ…大阪オートメッセ2026
  5. 日産、マツダ、三菱の3社が最終赤字、トヨタなど4社減益、米関税影響2兆円超[新聞ウオッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る