ハーレーダビッドソンジャパンは、排気量1689ccエンジンを搭載した三輪オートバイ『トライグライド・ウルトラ』を日本市場に投入すると発表した。2月1日から発売する。
ハーレーダビッドソンの伝統のエンジニアリング技術とライディングにおける力学の知識を活用して開発した三輪専用フレームを採用し、二輪車とは異なる乗り味を体験できる。三輪車のパイオニアとも言えるこのモデルでは、最高のハンドリングを一から追求して組み上げたとしている。
フレームとシャシー構造は、特に操舵力と三輪車両の車重のコントロールに重点を置いて設計した。
また、トライグライド・ウルトラには、リア-フロント連動のブレーキを標準装備する。リアブレーキが踏まれるとシステムが自動でフロントブレーキもかけることで最大の制動力が得られる。フロントブレーキの操作は独立しているため、フロントブレーキのみを作動させることも可能で、安全性能を確保した。
緩やかで大きなカーブや連続するタイトコーナーなど、様々な路面状況で高いコーナーリング性能を発揮する。フロントフォーク径を49mmに拡大し、ステムベアリングを形状変更、よりシール性を高めたことで、異物の混入を防いで耐久性を上げた。この結果、フロントエンドの剛性を上げることに成功した。
ハンドリングの即応性をアップするチューニングを実施するとともに、ステアリングダンパーによって路面からのフィードバックを制御する。
新型車の運転には普通自動車免許が必要。AT限定免許や大型自動二輪免許では運転できない。
価格はモノトーンカラーが400万4000円、ツートーンカラーが406万7000円。