NTNは、欧州子会社が価格カルテルに関与していたとして欧州委員会から調査を受けていることから2013年10-12月期(第3四半期)に独占禁止法関連損失引当金繰入額270億円を特別損失に計上すると発表した。
同社は、欧州の連結子会社が、自動車用ベアリング(軸受)の取引に関して価格カルテルを結んでいたとして、EU競争法違反の疑いがあるとの理由で、欧州委員会の調査を受けている。これまでの進捗に伴って、今後罰金の発生が見込まれるため、損失額を見積もり、独占禁止法関連損失引当金繰入額として270億円を特別損失に計上することにした。
ただ、金額は、現時点で同社が見積もったもので、今後の進展に伴って変動する可能性があるとしている。
通期業績見通しは、他の要因を含めて見直しを進めており、内容がまとまり次第、公表する。