国土交通省は、地球環境に優しい海上貨物輸送を一定以上利用している荷主、物流事業者に対して「エコシップマーク」の使用を認める事業者を発表した。
この制度は、「エコシップマーク」を商品、カタログ、車体などに表示することで、海上輸送を通じた環境対策に貢献する企業としてのイメージアップに役立てもらうことを目的とするもの。また消費者に認識してもらうことにより、物流モードにおける海上貨物輸送へのモーダルシフトを促進する。
フェリー事業者やRoRo船、コンテナ船、自動車船事業者が参加する「エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会」が、「エコシップマーク」の使用できる事業者を認定する。
2013年度に認定されたのは、商船三井フェリーが推薦したリコージャパンとリコーロジスティクス、オーシャントランスが推薦した新日鉄住金化学と関光汽船、大王海運が推薦した関西不二サッシと不二倉庫、協同運輸など。
また、地球環境に優しい海上貨物輸送を積極的に利用して、輸送の効率化、環境負荷の低減などを目指すエコシップ・モーダルシフト事業の推進に顕著な功績があった事業者に、海事局長表彰を贈呈する。表彰式は2月5日、海運クラブ(東京都千代田区)で開催される。