ボーイング、追跡データ中継衛星「TDRS-L」による軌道上からの初信号の受信に成功

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ボーイングは、1月23日に打上げられた追跡データ中継衛星(TDRS-L)が軌道上より発信した初信号を受信したと発表した。TDRS-Lは今後、NASA(米航空宇宙局)と顧客企業が使用する。

TDRS衛星は、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星と地球との通信を中継する役割を担う。TDRS-Lは、NASAがISSや地球の気候変動研究、ハッブル宇宙望遠鏡による宇宙探索などの主要プロジェクト用にボーイングが製造した5基目の衛星。

TDRS-Lは、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス製アトラスVロケットに搭載され、1月23日午後9時33分(米東部標準時)、米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打上げられ、1時間54分後にボーイングの管制センターで初信号を受信した。

TDRS-Lは今後、静止軌道上に到着後、約3カ月にわたりテストを実施し、NASAに引き渡される予定。

TDRS-Lは、3基製造を予定している最新世代追跡データ中継衛星の2基目で、NASAが運用する他の4基のボーイング製TDRS衛星群に加わる。3基目となる「TDRS-M」は、2015年に打上げる予定。

《レスポンス編集部》

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