三菱ふそうトラック・バスは1月30日、『ふそうキャンター』などの変速機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは三菱ふそうトラック・バス『ふそうキャンター』『ふそうローザ』、日産『アトラス』の3車種で、2010年5月26日~2013年8月29日に製造された3万2919台。
小型トラック・バスの機械式自動変速機において、油圧回路部品(バルブボディ)製造時の内部洗浄が不適切なため、異物が回路内に残留しているものがある。そのため、クラッチ制御用油圧バルブの作動不良が生じて、変速ショック、変速不良等が発生し、最悪の場合、車両減速停止する際等にエンストしたり、ギヤ段のニュートラル固定により発進できなくなるおそれがある。
全車両、油圧回路の洗浄を実施する。
不具合発生件数は651件で、市場からの情報および国土交通省からの指摘により発見した。
事故は起きていない。