日本航空(JAL)は、今年5月から国内線機内インテリアを全面刷新するとともに、機内インターネットサービスを順次導入すると発表した。
今回の商品・サービスは「ひとつ先のスタンダード」をテーマに、機内インテリアを刷新した新しい機材を、5月から、機内インターネットサービスを7月から、順次展開し、国内線での快適な過ごし方を提案する。
新サービスは国内線機材を「JAL SKY NEXT」と名付けて展開する。対象機材は国内線ボーイング777-200/300型機、国内線ボーイング767-300/300ER型機、国内線ボーイング737-800型機の合計77機。
航空機内にWi-Fi環境を導入し、顧客が持つ無線LAN対応機能付きの端末、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどを利用して、機内エンターテインメントやインターネット接続を提供する。映像コンテンツは、一部有料サービスも検討する。
米国gogo社の衛星接続サービスを利用し、日本の国内線で初めて機内インターネットサービスを有料で提供する。無線LAN対応端末から、インターネット、Eメール、SNSなどを利用できる。
機内インテリアの刷新では、高級車などのシートに採用されている本革を、クラスJと普通席のシートカバーに採用し、上質感のあるシートに刷新する。カーペットもリニューアルして機内インテリア全体をトータルコーディネートする。
普通席は、居住性と快適性の向上をコンセプトに、シートのスリム化を実現し、足元スペースを現行座席から最大5センチ拡大する。クッション形状の工夫により、座った時の安定感を向上させるとともに、座席重量を軽量化することで、消費燃料の削減も図る。
機内照明はLED化する。
ボーイング767型機の一部にも、ファーストクラスを装着し、サービス対象便を拡充する。
JALでは今後も、常識に捉われることなく「新しい空」の過ごし方を提案していくとしている。