富士通 第3四半期決算……増収・増益で純損益は黒字に

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売上高(前年同期比較)
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 富士通は1月30日、平成26年(2014年)3月期第3四半期決算を発表した。第3四半期累積の連結業績は前年同期比増収・増益で、純損益は赤字から黒字になった。

 2014年3月期第3四半期の連結業績(2013年4月1日~12月31日)は、売上高は3兆3523億3700万円(前年同期比7.4%)、営業利益は370億0900万円、経常利益は427億8500万円、四半期純利益は23億9600万円(営業利益、経常利益、四半期純利益は、前年同期において赤字だったので増減率なし)。

 売上高は7.4%の増収で、国内外で分けると国内では1.2%の減収、海外は24.2%の増収となる。国内ではシステムインテグレーションが公共、金融向けを中心に伸長したほか、パソコン、オーディオ・ナビゲーション機器も増収となったが、上半期を中心に携帯電話が大幅に減収となった。海外は24.2%の増収だが為替影響を除くと3%の増収となる。欧州向けパソコンや、北米向けUNIXサーバが減収になったが、北米向けのオーディオ・ナビゲーション機器や光伝送システムが伸長したほか、LSI、電子部品も増収となった。

 営業利益の改善には、LSI事業や海外事業での構造改革や人事施策が寄与した。経常利益は427億円と、前年同期比423億円の増益になった。営業外損益は57億円と、前年同期に比べ為替差損益を中心に38億円の改善。特別利益として、投資有価証券売却益35億円、固定資産売却益21億円を計上した。一方、米国子会社Fujitsu Management Services of America, Inc.の清算に伴う為替換算調整勘定の取崩し損失205億円や、海外事業やLSI事業に係る事業構造改善費用55億円を、特別損失に計上した。四半期純利益の改善は、経常利益の増益に加え、前年同期に多額の特別損失の計上があったことによる。

 通期の連結業績予想に変更はない。売上高が4兆6800億円、営業利益1400億円、経常利益1400億円、当期純利益450億円。

《高木啓@RBB TODAY》

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