三菱自動車とニチコン、農業用充電ステーションの本格稼動を開始

エコカー EV
システム概要
システム概要 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車とニチコンは2月3日、宮城県岩沼市内で、太陽光で発電した電気をリチウムイオン蓄電池に蓄え、蓄えられたエネルギーを電気自動車(EV)に充電する農業用充電ステーションの本格稼動を開始した。

今回の取り組みは、農林水産省および復興庁による、東日本大震災被災地の農林水産業復興を目的とした研究事業「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」の一環として、実施するもの。EVを活用して太陽光で作られた電気を農業に用いる試みは、全国で初めての事例となる。

農業用充電ステーションでは、太陽光で発電した電気を、充電ステーションに設置されたリチウムイオン電池に蓄え、その電気をCHAdeMO方式の急速充電器を通してEVに充電することができる。充電ステーション近隣の農家にEVを貸与し、農家でのEV使用実態や、農地でのEVに蓄えられた電気の活用方法などについてデータを収集する。

今後は太陽光発電のみでなく、風力、小水力などを用いた充電ステーションを複数設置し、それをネットワーク化することにより、コミュニティーの中でエネルギーを効率よく用いて農業を行う「スマートアグリネットワーク」の構築に向けて実証実験を行っていく予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  4. 3分で20万台受注!? シャオミの市販車第二弾『YU7』にSNSも大注目!「日系EVとは爆発力が違う」の声も
  5. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る