ケーヒンが発表した2013年4-12月期(第3四半期)連結決算は、営業利益が前年同期比70.6%増の145億8700万円と大幅増益となった。
売上高は同17.1%増の2557億1800万円と大幅増収となった。二輪車・汎用製品、四輪車製品ともに増収となった。
国内事業は四輪車製品が、空調用熱交換器領域での海外向け製品の販売増加や新機種効果があった。二輪車・汎用製品は海外向けが減少した。
米州事業は、南米での二輪車・汎用製品の販売減少があったものの、北米での四輪車製品の販売が増加したことや為替換算の影響で増収となった。アジア事業は、インドネシアなどで二輪車製品の販売が回復したほか、マレーシアやインドネシアなどでの四輪車製品の販売が増加した。
中国事業は二輪車・汎用製品の販売増加となり増収となった。欧州事業は四輪車製品の販売減少で減収となった。
収益では、為替差益や合理化効果で経常利益が同65.8%増の142億2700万円となった。当期純利益は同55.8%増の64億9600万円だった。
通期業績見通しは、売上高が、アジアでの四輪車製品の販売減少が予想されるものの、アジアでの二輪車製品の販売増加や為替換算の影響で同18.0%増の3481億円となる見通し。収益も営業利益が同92.7%増の193億円、経常利益が同69.8%増の187億円、当期純利益が同325.4%増の113億円を予想する。