テスラ モデルS、急速充電「スーパーチャージャー」を利用して米国横断ツアーに成功…ギネス申請へ

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米国横断ツアーでニューヨークに到着したテスラモデルS
米国横断ツアーでニューヨークに到着したテスラモデルS 全 1 枚 拡大写真

米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは2月2日、『モデルS』を使った米国の横断ツアーを、無事に終えたと発表した。

この横断ツアーは、西海岸のロサンゼルスを出発し、東海岸のニューヨークでゴールするというもの。テスラモーターズは、独自の急速充電ネットワーク、「スーパーチャージャー」を全米で整備している。このスーパーチャージャーのみを利用して充電しながら、モデルSで米国を横断しようという企画。

スーパーチャージャーは2012年9月に発表。テスラ モデルの顧客が、外出先で充電するためのネットワークとして開発された。航続距離に課題があるEVに、画期的な解決策を提示したのが、スーパーチャージャー。現在、世界に85拠点以上を構える。

スーパーチャージャーの最大の特徴が、ソーラーパワーを利用した充電装置という点。見た目はソーラーパネルを備えたカーポートのようになっており、モデルSを駐車すれば、最短20分で充電が完了する。

今回の米国横断ツアーでは、モデルSは総走行距離3464.5マイル(約5575km)を、76時間30分かけて走破。テスラモーターズによると、消費電力は1197.8kWhだったという。

この横断ツアーの成功により、テスラモーターズは長距離ドライブに出かけられるモデルSの利点をアピール。同社は、ギネスブックの「米国横断ツアーで最短の充電時間で走行したEV」として、世界記録の申請を行うとしている。

《森脇稔》

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