富士重高橋専務、来期見通し「生産を計画通りできるかに大きくかかっている」

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富士重工業 高橋充取締役専務行役員
富士重工業 高橋充取締役専務行役員 全 4 枚 拡大写真

富士重工業は2月4日、日米での販売が好調なことや為替が想定より円安で推移していることなどを理由に2014年3月期の連結業績予想を上方修正すると発表した。営業利益予想は31億円で、これまでの過去最高益だった前期実績の実に2.7倍となる。

富士重の高橋充取締役専務行役員は同日、都内で開いた決算会見で来期の見通しについて「今各地域で受注は極めて堅調」とした上で、「為替と世界経済の要因がいろいろあるが、それ以外の自部門の要因でいうと、いかにきちっと生産を計画通り造っていくか、これに大きくかかっている」と述べた。

日米を中心に富士重の販売は好調で、需要に生産能力が追い付かない状況が続いている。2014年3月期も旺盛な需要に応えるため、流通在庫をやりくりして販売台数を従来計画の80万7000台から82万9000台に引き上げているほど。

高橋専務は「来年度中ごろに日米で生産能力の増強を計画している。これをきちっと立ち上げて、工場でその通り運営していけば、造った台数の販売というのは十分売っていけるだけの受注の力はあると思う」と語り、3期連続の最高益更新に期待をにじませた。

《小松哲也》

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