【日産 マーチ NISMO S 試乗】漲るパフォーマンスによる活き活きした走り…島崎七生人

試乗記 国産車
日産マーチNISMO S
日産マーチNISMO S 全 7 枚 拡大写真

日産『マーチNISMO S』が搭載するのは、1.5リットルエンジン+5速MT。116ps/15.9kgmを発揮するエンジンは、カムプロファイル始め、10.5の圧縮比、排気系、コンピュータ等、各部が専用にチューニングされている。

さらに前後サスペンションステーや、フロアトンネル、リヤ部分には補強も。スタビライザーを加えた強化サスペンションと併せ、万全の構えだ。タイヤサイズは205/45R16を装着する。

同車の走りを言葉で表現するなら、湧き上がるトルクとヴィヴィッドなパワー……となる。街中での短時間の試乗でありながら、漲るそのポテンシャルの高さは実感できた。少し軽い操作感のシフトながら、手を焼かず、意のままにエンジン性能を引き出せるのもいいところだ。クイックなギヤ比のステアリングも、決して神経質ではなく、気づくとクルマが素直に反応している印象。ボディ、サスペンションが適切に固められ、挙動に無駄がなく、誤差のない操作感も実現している。

『GT-R NISMO』とルックスや空力のノウハウが共通したスポイラー類の本物感、専用ステアリングホイール、シートなどの高水準の機能性も魅力。若々しさと活き活きとした走りがこのクルマの持ち味だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  2. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  3. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  4. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  5. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  6. SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. レスポンスが春割キャンペーンを開催中、「レスポンス ビジネス」法人プランが無料…4月1日~5月31日
  9. レンジローバー最初のEV、プロトタイプの写真を公開
  10. いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
ランキングをもっと見る