IHI、高齢者介護施設から津波救命艇1艇を受注

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IHI、津波救命艇
IHI、津波救命艇 全 1 枚 拡大写真

IHIは、社会福祉法人の洗心福祉会から高齢者介護施設「浜島地域密着型ケアセンターシルバーケア豊壽園」(三重県志摩市)向けに「津波救命艇」を1艇受注したと発表した。

今回受注した「津波救命艇」は、長さ8.4メートル(緩衝材含む)、幅2.9メートル、高さ3.1メートルで、定員は25人。完成・引き渡しは、2014年3月の予定だ。

津波救命艇は、津波の激しい流れや瓦礫から逃れ、命を守るための乗り物。津波警報が発令されたら、高台に避難するのが第一だが、近くに高台や、津波避難ビル・タワーが無い場合、急いで避難することが難しい避難困難地域の住民、幼児、高齢者などの要援護者のため、津波救命艇を開発した。

避難者が艇内で安全安心に過ごせるように、転覆しても元の状態に戻る自己復元性能や秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備える。

同社は、2012年10月に国土交通省四国運輸局から、津波救命艇の試作艇の開発・製造の委託を受け、昨年3月に試作艇を完成。昨年8月には四国運輸局から「津波救命艇ガイドライン(四国運輸局策定)」の基準を満たしているとの承認を受けている。

《レスポンス編集部》

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