豊田通商、中国で自動車解体リサイクル事業に参入…日本企業初

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豊田通商と昭和メタルは、中国で自動車解体リサイクル事業を展開する、北京博瑞聯通汽車再循環利用科技に資本参画した。中国での自動車解体リサイクル業界への直接外資参入は、日本では初めての試みとなる。

現在、中国における使用済み自動車(ELV)のリサイクル業界は、機械化の遅れ及び処理に伴う環境負荷が増大している状況にあり、ELVの効率的かつ環境負荷を低減した処理が、社会的にも求められているという。そうした状況を背景に、豊田通商と昭和メタルは、トヨタ自動車とも連携し、ELV量増大が見込まれる北京にて、リサイクル会社へ経営参画することを決定した。出資比率は、北京祥龍博瑞汽車服務が60%、豊田通商グループが32%、昭和メタルが8%。

豊田通商は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「環境・医療分野の国際研究開発・実証プロジェクト/アジアにおける先進的な資源循環システム国際研究開発・実証/先進的自動車リサイクルシステム」を2012年3月より受託。先進設備導入によるリサイクル率の向上や大量処理などを目標として実証実験を行ってきていた。2013年4月からは昭和メタルが現地での技術指導を実施している。

両社は今年2月より、「中国のELV解体モデル工場」を目指し、自動車解体リサイクル会社の運営を開始。2月末には解体工場を北京にて開所する。さらに、今回設立するリサイクル工場を足がかりに、他地区においても数か所のリサイクル会社への資本参加、もしくは設立を計画しており、中国においてELVリサイクル・バリューチェーンの構築を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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