国土交通省は、トラック運送事業者の燃料費高騰対策として、先進環境対応型ディーゼルトラックと低燃費タイヤの導入を補助する制度を実施すると発表した。
25年12月12日に閣議決定された2013年度補正予算案で、トラック輸送の燃料費高騰対策として、先進環境対応型ディーゼルトラックと低燃費タイヤの導入への支援が盛り込まれた。
先進環境対応型ディーゼルトラックの導入支援は、車両総重量3.5トン超の事業用ディーゼルトラックのうち、2015年度重量車燃費基準達成車で2009年排出ガス基準に適合し、NOx・PM+10%以上低減車または、2015年度重量車燃費基準+5%以上達成車で2009年排出ガス基準適合車である。2013年12月12日から2014年3月31日までに新車を新規登録し、2015年度燃費基準未達成車からの代替などが対象となる。
低燃費タイヤの補助対象となるのは、2013年12月12日から2014年3月31日までに低燃費タイヤを導入したものが対象となる。導入した低燃費タイヤは、全日本トラック協会が定めるものだ。車両総重量12トン超の事業用トラック(新車を除く)の全てのタイヤを、低燃費タイヤとした場合に限る。
補助額は、先進環境対応型ディーゼルトラックが40万~100万円で、事業者1社当たり1台まで、低燃費タイヤは1台当たり9万円で1事業者当たり3台までとなっている。
補助する予算総額は50億2000万円で、このうち先進環境対応型ディーゼルトラックが25億円、低燃費タイヤが25億2000万円だ。