名村造船所 25万トン型鉱石運搬船「IRON PILBARA」を引き渡し

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名村造船所、25万トン型鉱石運搬船「IRON PILBARA」を引き渡し
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名村造船所は、伊万里事業所(佐賀県)で建造していたエル・ソル・マリィタイム向け25万トン型鉱石運搬船「IRON PILBARA」の命名・引渡式を実施した。

新造船は、西豪州積みの最大船型となる「ウォージーマックス」の第15番船となる。

西豪州主要3港への配船に最適な船型で、18メートル喫水で載貨重量25万トンを確保した。最新の国際条約の要件を適用した最新鋭の船型で、推進性能や操縦性能を考慮しつつ船首形状を最適化し、実海域性能をバランスさせた船体形状としている。

また、同社独自開発の「Namura flow Control Fin (NCF)」と「舵付きフィン」を装備し、推進性能向上と、燃料消費量低減を図った。プロペラ後流中に放出されるハブ渦の消滅により、エネルギーロスを無くした最新型の高効率プロペラを採用し、推進性能向上を図った。ブラジルのPonta da Madeira 港への配船を考慮した係船システムとしている。

主機関と主発電機関には、IMO MARPOL Annex VI に適合した低NOx機関を採用、低硫黄燃料油対策を考慮したFOタンク配置やエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮した。機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の低減を図った。

バラストタンク新塗装性能基準(IMO PSPC-WBT規則)を適用し、バラストタンクの腐食防止を図って船舶の安全性を高めている。

《レスポンス編集部》

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