GMの2013年通期決算、4年連続の黒字…純利益は22.5%減

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米国の自動車最大手、GMは2月6日、2013年の通期(1-12月)決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は前年比2%増の1554億ドル(約15兆7685億円)。一方、純利益は38億ドル(約3855億円)にとどまる。前年の49億ドルに対して、22.5%の大幅な減益となった。

増収・減益となった背景のひとつが、グローバル規模での事業の見直し。例えば、傘下のホールデンのオーストラリア工場の閉鎖に向けた準備や、シボレーブランドの欧州市場撤退に向けての費用を計上したのが、利益を圧迫する要因のひとつになった。

GMの2013年の世界新車販売台数は、前年比は4%増971万4652台。国別の実績では、中国が新記録となる316万0377台を販売し、GMの最量販市場に。前年比は11.4%増と、2桁の伸び率を達成した。これに続いたのは、地元の米国。2013年は、前年比7.3%増の278万6078台を売り上げる。

3位はブラジルで、前年比3%増の64万9849台。以下、英国が14%増の30万0977台、ロシアが4%減の25万7583台で続く。また欧州全体では、155万6754台にとどまり、前年比は1%減と、わずかに減少した。

減益ながら、GMの通期決算が黒字となったのは、4年連続。「史上、最高の完成度を備えたいくつかの新型車を発売した効果と、中核事業の業績向上が、堅調な2013年をもたらした」と述べるのは、1月に新CEOに就任したばかりのGMのメアリー・バーラCEO。「2014年は、厳しい決断が経営をさらに強固にするだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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