【WRC 第2戦】ラトバラ、大波乱の第2レグでわずかにリード

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
VWポロR(ヤリ‐マティ・ラトバラ)
VWポロR(ヤリ‐マティ・ラトバラ) 全 6 枚 拡大写真

WRCラリースウェーデンの第2レグでは、フォルクスワーゲンのフィンランド人ドライバーであるヤリ‐マティ・ラトバラが多くの波乱をよそに、リードを奪った。チームメイトのアンドレアス・ミケルセンには3秒6の差をつけている。

【画像全6枚】

この日最も大きなドラマは、オープニング・ステージで集中力を欠いたレースリーダーのオジェが、VW『ポロ R』を雪の吹きだまりに突っ込ませ、4分30秒の時間を失ったことである。

そしてその2ステージ後にはミケルセンが高速のまま溝に落ち、数秒を失う。その間にラトバラがトップに躍り出た。この時点でラトバラは10秒のリードをしていたが、その後、スピードによりタイヤを消耗。最後の2ステージでアドバンテージの多くを失うこととなった。

「僕のタイヤは消耗して、多くの時間を失ってしまった。それはあまりいいフィーリングではなかったが、ラリー最終日である明日にはいいラバーを持つことができるだろう。全ては正しい方向に向かっているが、僕は改めて最終レグに焦点を絞らなければならない」とラトバラは語った。

第2レグ終了時に3番手となったのはシトロエン『DS3』を運転するマッズ・オストベルグで、4番手にはオット・タナクを交わしたミッコ・ヒルボネンが続いた。

クリス・ミークは他のドライバー達がミスを犯す間に6番手となり、フォード『フィエスタ RS』のヘニング・ソルベルグが7番手となった。

午前中のミスから立ち直ったオジェは午後の4ステージで連勝し、エルフィン・エヴァンスを交わして最後のステージでは9番手にまで駆け上がった。

一方ヒュンダイにとっては悪い日となり、ティエリー・ヌービルはオープニング・ステージで右前輪のサスペンションに故障が発生。リタイアを余儀無くされ、さらにユホ・ハンニネンも右前輪のホイールが外れるというアクシデントに見舞われた。

元F1ドライバーのロバート・クビサは、道路を2度外れて雪に突っ込む間に20分の時間を失い、大きく順位を後退させてしまった。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 12分の1『ガンダム』が山陽道・福山SA上り線に登場、公式アパレル自販機も設置
  2. サプライズ! ヤマハの新型125cc、『Fazzio』登場…2025年のモーターサイクル記事ベスト5
  3. ヤマハが初の長距離ツーリングイベント開催、8万円も「高くない」リピート参加したくなる理由とは
  4. 大変身! センチュリー・クーペ&レクサス・ミニバン…2025年の新型車ニュース・ベスト5
  5. アウトバーンで大排気量車にも負けない! 正規輸入された初の『ゴルフGTI』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る