2月7日、ホンダの2013年におけるモータースポーツの活動発表会がホンダ青山ビルにて行われた。
2013年シーズンにライダー、コンストラクターチームの3冠を獲得したホンダは、引き続きワークス・チームである「レプソル・ホンダ・チーム」からマルク・マルケス選手とダニ・ペドロサ選手が参戦。昨シーズンから更に戦闘力を高めた2014年型『RC213V』で2年連続の3冠獲得を目指す。
また、2014年シーズンは「ゴー・アンド・ファン・ホンダ・グレッシーニ」、「エルシーアール・ホンダ・モトGP」の2つのサテライトチームにもマシンを供給。ドライバーはそれぞれアルバロ・バウティスタ選手、ステファン・ブランドル選手が乗車し、3チーム4名体制でMotoGPファクトリーオプションに参戦する。
MotoGPオープンカテゴリーでは、ニッキー・ヘイデン選手、青山博一選手が「ドライブ・M7・アスパー」から、カレル・アブラハム選手が「カルディオン・エービー・モトレーシング」から、スコット・レディング選手が「ゴー・アンド・ファン・ホンダ・グレッシーニ」からそれぞれ参戦。3チーム4選手が市販レーサー『RC1000R』を駆り2014年シーズンを戦う。
2014年シーズンのMotoGPは「ファクトリーオプション」と「オープンカテゴリー」の2つのカテゴリーで開催される。「ファクトリーオプション」は、主催者から供給されるECUのソフトウェアの変更が可能で、1台あたりの年間使用エンジンは5基、ガソリンタンクは20リットルまでとなるカテゴリー。一方の「オープンカテゴリー」は、ECUの変更はできないものの、年間使用エンジンは12基、ガソリンタンク容量は24リットルまでとなるカテゴリーである。
会見において、昨シーズン、参戦初年度にして史上最年少でチャンピオンとなったマルク・マルケス選手は「チャンピオンタイトルを獲得してこの場に来ることができてとても嬉しい。2014年はもう既に戦闘態勢に入っていて、いつでも戦える状態。今年もベストを尽くしたい」と述べ、2014年シーズンもタイトル獲得へ早くもスイッチが入っているようだ。