ANA、4月から国際線旅客便の燃油サーチャージを引き上げ…円安で改定基準も2011年度水準に戻す

航空 企業動向

全日本空輸(ANA)グループは、4月1日以降の航空券発券分に適用となる国際線旅客の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き上げると発表した。

為替水準の円安影響による燃油費増加の影響が甚大となっており、今回、経営環境を踏まえ、2014年度改定基準テーブルについて120米ドル以上の適用額を値上げする。

現行使用している改定基準テーブルは、当時の燃油市況や為替レート、市場での競争環境などを勘案し、2012年度に120米ドル以上の適用額を値下げしていたが、為替レートが2011年度以前の円安水準で推移している状況などから、2011年度まで使用していた改定基準テーブルに戻す。

また、2013年12月から2014年1月のシンガポールケロシン市場価格の2カ月平均が1バレルあたり123.88米ドルとなったため、2014年4月から5月発券分への適用額は、燃油価格120米ドル以上130米ドル未満のテーブルとなる。

燃油サーチャージは、日本~北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニアが現行より1500円引き上げて2万5000円、日本~ハワイ・インド・インドネシアが1000円アップの1万6000円、日本~タイ・シンガポール・ミャンマー・マレーシアが1500円アップの1万3000円、日本~ベトナム・フィリピン・グアム・サイパンが1000円アップの8000円、日本~中国・香港・台湾が1000円アップの7000円、日本~韓国が300円アップの2500円となる。

《レスポンス編集部》

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