トヨタ、豪州での生産中止を発表…2017年までをめど

自動車 ビジネス 企業動向
新型トヨタ カムリ(オーストラリア仕様)
新型トヨタ カムリ(オーストラリア仕様) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車および豪州の生産・販売事業体であるToyota Motor Corporation Australia(TMCA)は2月10日、2017年末までに、TMCAでの車両・エンジンの生産を中止することを決定した。

TMCAは1959年、メルボルンに設立。現在は『カムリ』『カムリハイブリッド』『オーリオン』などの車両製造、販売を行っている。

今回の決定を受け、トヨタの豊田章男社長は「これまで、豪州で生産を続けるべく、TMCAの社員はじめ、全力を尽くしてきた。しかし、厳しい市場環境や豪ドル高のほか、今後、豪州自動車産業全体において生産規模の縮小が見込まれることなどを踏まえ、今回、厳しい決断をせざるを得なかった」と語った。

また、豪州の開発拠点であるToyota Technical Center Asia Pacific Australia Pty(TTCAP-AU)についても、現地生産事業と関わることから、事業規模を縮小する方向で検討していく。

今後の具体的な対応については、従業員、仕入先、政府、地域社会などと対話し、検討していく。なお、TMCAおよびTTCAP-AUの従業員のうち、今回の決定により影響を受ける見込みである従業員については、今後、再就職支援など、最大限のサポートを検討、実施していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 軽ワゴンの走りを変える! ブリッツ、新型『ムーヴ』『ステラ』用スロコンとターボ車ブーストアップパーツを発売
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る