日本ミシュラン梅村二輪事業部長「昨年は下降傾向弱まり底打ち感」

モーターサイクル 企業動向
ミシュランタイヤ パイロット ロード4 発表
ミシュランタイヤ パイロット ロード4 発表 全 15 枚 拡大写真

2月12日、日本ミシュランタイヤは二輪車向けスポーツツーリングタイヤ「ミシュラン パイロット ロード 4」「ミシュラン パイロット ロード 4 GT」「ミシュラン パイロット ロード 4 トレイル」の3製品を、一部のサイズを除き2月15日から全国一斉に発売すると発表した。

発売に先立ち日本ミシュランタイヤ 執行役員 二輪事業部長の梅村誠氏は、昨年までの二輪タイヤ市場に関し「一昨年はほぼ全てのカテゴリーで前年割れをしていたが、昨年は下降傾向が弱まり、全体として底打ち感が出てきた。特にラジアルタイヤに関しては回復傾向にある」と話す。

同氏はさらに、昨年は新製品の投入、流通政策の見直しにより二輪事業部にとってとても良い年となったという。「昨年は6つの新製品を投入した。趣味性の高い領域において、多くのユーザーが新製品を楽しみにしている。そのようなユーザーに向けて新製品を提案することで、多くのミシュランファンを獲得できた」と述べた。

流通政策に関しては”大動脈から毛細血管まで、大都市から地方都市まで”をキーワードに政策を推進した。「昨年は特に、ホールセラーの協力により、全国のショップでの販売が増え、さらに新規取扱店も増やすことができた」と同氏。

また、今後のマーケットに関しては「昨年の二輪出荷台数は42万台と、原付一種を除く全てのカテゴリーで二桁増となった。アベノミクスの効果で景気も良くなってきており、収入の増加が二輪タイヤ業界にとって追い風になると期待している」と良い点をあげた。

一方悪い点としては「4月の消費税増税、来年の軽自動車増税もあり、人件費や流通コストの増加や為替の動きが気になる」(梅村氏)とマーケットに対する不安を述べた。

《橋本 隆志》

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