【ジャガー Fタイプ コンバーチブル 試乗】想像以上の軽快さが心地いい…島崎七生人

試乗記 輸入車
ジャガー Fタイプ コンバーチブル
ジャガー Fタイプ コンバーチブル 全 7 枚 拡大写真
スペックやイメージから走りが想像しにくいクルマ。こう説明して、果たしてお分かりいただけるだろうか? ジャガー『Fタイプ』の試乗は初めてだったが、2014年モデルに乗って、率直に、そう思ったのである。

想像以上の軽快さ…だった。資料の諸元によれば車重は1730kg(車検証上の前/後軸重は920/810kg)、搭載エンジンは3リットルのV6スーパーチャージャーで、340ps/450N・m、8速ATの組み合わせ。ところが実際の走りっぷりは、ライトウェイトスポーツ級の別のクルマのよう。車重の数値以上に軽々とした質量感で、素直な身のこなしをみせる。

エンジンも実にジェントルに性能を発揮してくれる。低速でも高速走行時の再加速時でも、こちらの意思どおりの反応を示す。100km/hは1600rpmほどで、当然、余裕をみせながらの走行。ススッと路面からの入力をかわす足の設定も心地いい。

トランクに内蔵されたリヤスポイラーは100km/h前後で自動的にせり上がるのだそうで、するとスポイラー上面のJAGUARのエンブレムがルームミラー越しに見える。トランク容量はやや浅く小さめだが、これみよがしなクルマは敬遠したい…そんな大人のオーナーのことをもてなしてくれるに違いないクルマだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. 「ランクル250の対抗馬?」三菱の次期『パジェロスポーツ』は日本市場復活なるか、SNSでは期待の声続々
  5. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る