【ジュネーブモーターショー14】フェラーリ、カリフォルニア T 発表…3.8 V8ターボは560ps

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フェラーリ カリフォルニア T
フェラーリ カリフォルニア T 全 10 枚 拡大写真

イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリは2月12日、『カリフォルニアT』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー14で初公開される。

フェラーリは2008年秋、パリモーターショー08において、『カリフォルニア』を発表。フェラーリ初の電動ハードトップを備えたオープンカーが、カリフォルニアだ。今回、デビューから5年半を経て、初の大幅改良を実施。これを機に、車名をカリフォルニアTに改めた。

カリフォルニアTのハイライトは、車名の「T」が意味するように、ターボエンジンの搭載にある。新開発の直噴V型8気筒ガソリンターボエンジンは、排気量が3855cc。従来の4.3リットルV8自然吸気ユニットと比較して、排気量はおよそ440ccダウンサイジングする。

新V8ターボエンジンは、最大出560ps/7500rpm、最大トルク77kgmを発生。従来の4.3リットル(最大出力490ps、最大トルク51.5kgm)比で、排気量を縮小しながら、パワーは70ps、トルクは25.5kgm上回る。トルクは従来比で49%も向上。フェラーリは「リッター当たりの出力は145ps。カテゴリー最高レベル」と胸を張る。

動力性能は、0‐100km/h加速3.6秒。従来の3.8秒から、2秒の短縮を実現した。最高速は312km/hから316km/hへ。それでいて、フェラーリによると、燃費はおよそ15%改善。CO2排出量は20%削減し、250g/kmとしているという。なお、シャシーのセッティングも見直された。

カリフォルニアTは、外観も従来のカリフォルニアから大幅に変更。フェラーリのデザインセンターとピニンファリーナの共同作業により、最新フェラーリのデザイン言語を反映させた。室内には、6.5インチの高画質タッチスクリーンモニターを新採用。新たなインフォテインメントシステムに対応している。

《森脇稔》

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