ロールスロイスは、エアバスA380に搭載されたトレント900エンジンの航行時間が累計300万時間を達成したと発表した。
A380に搭載したトレント900エンジンは、シンガポール航空が2007年に最初の運航を開始した。現在は、7社が60機以上を運航している。また、A380を発注した17社のうち、11社がトレント900エンジンを選んでいる。
トレント900エンジンを改良したトレント900EP2エンジンは、欧州航空安全局(EASA)による試験で燃費を0.8%改善して認証された。今後、トレント900EP2エンジンがトレント900のスタンダードとなる予定。
トレント900エンジンは現在、シンガポール航空のほか、カンタス航空、タイ国際航空、マレーシア航空、中国南方航空、ルフトハンザドイツ航空、ブリティッシュ・エアウェイズが使用している。