気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年2月17日付
●ソチ五輪・41歳葛西「銀」ジャンプLH冬季日本最年長(読売・1面)
●大雪7都県6900人孤立、死者19人車両立ち往生続く(読売・1面)
●社説:高速有料の延長、安全確保にはやむを得ない(読売・3面)
●車いすも安全の軽、進化する福祉車両(読売・11面)
●TTP最後のチャンス、きょう交渉官会合、22日から閣僚会合(産経・3面)
●現代自、シェア70%割れ、韓国国内、輸入車に押され(日経・7面)
●スズキ、販売店での修理素早く、部品供給で5拠点整備(日経・11面)
ひとくちコメント
「不屈のレジェンド挑戦は続く」(朝日)。レジェンド(伝説)といってもホンダが生産を中止した最高級セダンではない。ソチ冬季五輪のノルディックスキーのジャンプ男子ラージヒルで41歳の葛西紀明選手が銀メダルに輝いた。7度目の五輪出場で初めて個人種目のメダルを手にしたが、冬季五輪では日本勢最年長メダルだそうだ。
それにしても、先週に続き、この週末も大雪に見舞われた。きょうの各紙は「お届けできず、おわびします」との告知を1面に掲載。都内でも、きょうの毎日などは、土曜日の夕刊がセットで配達されるなど、羽生選手の「金」メダルも3日遅れの便りとなった。
大雪の影響とみられる死者も群馬、埼玉など7県で計16人に上ったという。雪の重みで車庫などの屋根が崩落し、下敷きになったケースが目立ったそうだ。
また、交通網も大混乱。高速道路34区間、東北、関東、近畿、中部の国道110区間が通行止め。鉄道は22事業者の55路線、バスは56事業者116路線で運休などが発生したという。
消費増税前の駆け込み需要で、土日返上でフル生産の自動車メーカーも多いが、部品の在庫を最小限にとどめている自動車工場などは生産に影響が出るおそれもある。天気予報によると、今週の水、木曜日にも大雪が降るとの予報もあり、今週も要注意だ。