ホンダ、欧州で インサイト と CR-Z の販売中止へ

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ホンダ・インサイト
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ホンダのハイブリッド車、『インサイト』と『CR-Z』。両車に関して、欧州市場での販売が中止されると報じられている。

これは2月14日、『オートモーティブニュース』の欧州版が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じた欧州ホンダの広報担当者は、「インサイトとCR-Zは、現在の欧州での在庫分を最後に、販売終了となるだろう」と明かしたという。

インサイトは、ホンダのハイブリッドの老舗的存在。またCR-Zは、スポーティハイブリッドというハイブリッドの新たな魅力をアピールしてきた。両車の欧州販売打ち切りの理由は何か。

同メディアによると、「販売不振」が理由。2013年の両車の欧州販売実績は、インサイトが前年比62%減の1242台、CR-Zが前年比66%減の695台と低迷している。

実際、欧州最大市場のドイツでは、ホンダの公式サイトから、すでにインサイトとCR-Zの姿が消えた。残るハイブリッドは、先代『ジャズ』(日本名:先代『フィット』)のハイブリッドのみという状態。

同メディアの取材に対して、欧州ホンダの広報担当者は、「欧州発売以来、ハイブリッド車の販売は横ばい。しかし、最新のクリーンディーゼル搭載車に対する需要は根強い」とコメント。欧州ではもともと、ディーゼルエンジン搭載車の人気が高い。今回のホンダの決定は、欧州でのガソリンハイブリッドの「敗北宣言」とも受け取れそうだ。

《森脇稔》

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