チームとBMWジャパンが強力コラボ…BMW Sports Trophy Team Studie体制発表会

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今季からGT300に参戦するBMW Sports Trophy Team Studieのマシンカラーには、BMWワークス感が色濃く漂う。
今季からGT300に参戦するBMW Sports Trophy Team Studieのマシンカラーには、BMWワークス感が色濃く漂う。 全 8 枚 拡大写真

17日に体制発表した、SUPER GT/GT300クラスの新チーム「BMW Sports Trophy Team Studie」。席上、鈴木康昭監督は充実の新体制でシーズンに臨む喜びと意欲を話し、このチームの結成に至る自身の思い、その原点についても語った。

チーム母体である「Studie」はBMW専門にチューニングやカスタマイズ等を行なうショップチェーンであり、鈴木監督が代表取締役を務めている。「趣味と実益を兼ね、海外のツーリングカーレースをよく見に行っていました」というなかで「多くの国において、その国のBMWインポーターと、BMW一筋でレースをしてきたような名門チームとが、タッグを組んで戦っていた。とてもいいシステムだと思いました」と鈴木監督は語る。「同じものを、アジア最大のレースであるSUPER GTで、BMWジャパンさんとやってみたかった」ことが、今回の“ワークス格”といってもいい新チーム発足への原動力となった。

BMW Sports Trophy Team Studieは、BMWジャパンのサポートを受けて勝利を目指すだけでなく、コラボレーションパートナーとしてBMWの日本におけるブランド力のさらなる向上に寄与していくことにもなるわけだが、そうした相乗効果こそ鈴木監督が海外で見てきた“BMWインポーターとBMW使用チームの素晴らしい関係”である。その部分への挑戦も、BMW Sports Trophy Team Studieの活動の大きな柱となってくる。

BMWジャパン支援のチームということもあって、マシンのカラーリングは海外のBMWワークス格チームのテイストを感じさせるものとなり、そこに居並ぶスポンサー陣も豪華な面々に。世界で初めてテディベアをつくったという「シュタイフ社」(Steiff)や、GT500クラスや他のスポーツでの活動でも知られる「ウイダー」(森永製菓のブランド)、そして横浜ゴムはタイヤ供給のみならず自社のゴルフ用品ブランド「PRGR」(プロギア)を通じてもチームを支援、コラボしてゆく。

また、ゲームの「グランツーリスモ6」とコラボした「BMW Z4 Challenge」もスタート。これはバーチャルと実際のレースカーとの連動企画といえ、3月上旬に予定される実車のシェイクダウンでのタイムを予選基準タイムとするなどした、ラップタイム競争である。優勝者には6月にイスタンブールで開催されるサーキット・イベント「M Power Experience 2014」への招待という豪華賞品も用意されている。

GT300クラスとは思えぬ充実度を誇るパッケージとなった新チーム。体制発表会に列席したスポンサーやテクニカルパートナーの代表者からは「素晴らしいチャレンジに参画できて嬉しい。そのぶんプレッシャーも大きい」との意のコメントも異口同音に聞かれた。

また、鈴木監督は記者団からの質問のなかで、今季からGT500の車両規定がドイツのDTM(BMW参戦中)と基本的に同じものとなったことを受けて将来的なBMW車でのGT500参戦の意向があるかを問われ、「(個人的には)もちろんやりたいです」と語っている。ただし「いろいろな“動き”に応じて考えていかなければならないことですので、(実現するとしても)早くて2016年、あるいはそれ以降だと思います」と慎重な姿勢は崩しておらず、現段階ではあくまで構想レベル、ということのようだ。

《遠藤俊幸》

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