英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーチンは2月19日、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー13において、『V8ヴァンテージN430』を初公開すると発表した。
同車は『V8ヴァンテージ』をベースに、モータースポーツのイメージを反映させた特別モデル。車名の「N」とは、ドイツの有名サーキットで、アストンマーチンが数々のレースを戦ってきたニュルブルクリンクに由来する。
V8ヴァンテージの「N」を冠した特別モデルは、2007年の『V8ヴァンテージN400』が最初。2010年には、『V8ヴァンテージN420』がリリースされた。今回発表されたV8ヴァンテージN430は、V8ヴァンテージにとっは、3度目の「N」モデルとなる。
そのハイライトは、エンジンのパワーアップ。4.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、上級仕様の『V8ヴァンテージS』と共通となり、最大出力436ps/7300rpmを引き出す。0-96km/h加速は4.6秒、最高速は305km/hの実力だ。トランスミッションは6速MTまたは7速スポーツシフト2。
内外装も特別仕立て。外観は、オプションで「クラブスポーツ・グラフィックス・パックス」を用意。コンセプトカーの『CC100スピードスター』や、アストンマーチンで最も有名なレーシングカー、『DBR1』と共通イメージに仕上げられる。室内は、アルカンターラやカーボンファイバーを使った特別な空間。なおボディは、クーペとロードスターの2種類が設定される。