【ヤマハ PAS 新型発表】トリプルセンサー、全車搭載…急速充電器採用で利便性も向上

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ヤマハ・PAS
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ヤマハ発動機は2月19日と20日、都内で電動アシスト自転車『PAS』の2014年モデルの試乗会を開催した。

PASシリーズの2014年モデルは2013年12月25日から順次発売されており、試乗会ではほぼすべてのモデルがそろった。14年モデルの最大の特徴は、全車にトリプルセンサーを搭載、急速充電器の採用、オートライト機能採用という3点。幼児同乗車やシティ車、軽快車などがさらに快適になった。

トリプルセンサーは、車速を感知するスピードセンサーとペダルを踏み込む力を感知するトルクセンサーに、ペダリングの速度を感知するクランク回転センサーを加えたもの。これにより、パワフルで滑らかな走行を可能とした。これは一部従来型にあったものだが、今回はニューモデル全車に搭載されている。また、急速充電器の採用で充電時間が大幅に短縮されたのも特徴。オートライト機能は、センサーが周囲の明るさを感知して自動でライトが点灯/消灯するというものだ。

実際に乗ってみると、ペダルを弱くこいでもしっかりとアシストされ、スムーズに走ることができた。急な坂道でも楽々。特に女性や高齢者などペダルを踏む力の弱い人には効果がありそうだ。2月28日から発売される『PAS Babby』は、幼児2人同乗が可能となったモデルで、20型と小径だがペダル1回転で進む距離は26型並みで乗りやすかった。またシティ車『PAS CITY-5』は内装3段変速が同5段変速となり、加速が良くスピードも出しやすくなった。

これまでPASシリーズは業務ビジネス用、通勤・通学・買い物用、子乗せ・育児世代用などと車種展開してきた。これに昨年の東京モーターショーでは『YPJ-01』というロードバイクのコンセプトモデルを出品し、新たな提案をしている。今回の試乗会で、ヤマハ発動機の森本実SPV事業部事業部長は「今年は新たにシニア向けにも挑戦していく。家族全員が使えるように、全包囲網でPASをみなさんにお届けしたい」と語った。

《嶽宮 三郎》

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