【レクサス GS300h F SPORT 試乗】ジェントルな世界観はそのままに…島崎七生人

試乗記 国産車
レクサスGS300h F SPORT
レクサスGS300h F SPORT 全 8 枚 拡大写真

『GS』にとって2機種目のハイブリッド車となる「300h」。「450h」がV6の3.5リットルガソリンエンジンをベースをベースとするのに対し、こちらは4気筒の2.5リットルを搭載するのが大きな違いだ。

外観ではLEDフォグランプとデイライトを採用。試乗車は「F SPORT」でメッシュ状のグリルパターンを採用。タイヤは前後異サイズ(前235/40R19、後265/35R19)で、専用のアルミホイールを装着していた。バンパー形状も専用だが、全体の雰囲気がそれほど大仰ではないのは『GS』のクラス相応だ。

インテリアではソフトパッド&ステッチを潤沢に採用するトリム類の感触がいい。インパネは水平の線を通すデザインなど、オーソドックスな雰囲気とゆとりのある居住空間には安心感がある。

450hをの上を行く、ベース車で23.2km/リットルのJC08モード燃費を打ち出したパワートレーンは、まったく不足はない。ドライブモードの“SPORT S”または“SPORT S+”を選べば、かなりの俊足ぶりも披露する。しかも4気筒であることを意識させず、動力性能は“質感”の面でも不満ない。あくまでスムースな乗り味も、本来ジェントルな『GS』の世界観をいささかも壊さない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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