英の新線「クロスレール」の車両、ボンバルディアが製造へ

鉄道 企業動向
ボンバルディアはロンドンを貫く新路線「クロスレール」の車両を受注したと発表。画像は同社が製造する新型車両「AVENTRA(アヴェントラ)」のイメージ
ボンバルディアはロンドンを貫く新路線「クロスレール」の車両を受注したと発表。画像は同社が製造する新型車両「AVENTRA(アヴェントラ)」のイメージ 全 2 枚 拡大写真

鉄道車両大手のボンバルディア・トランスポーテーションはこのほど、ロンドン交通局から新路線「クロスレール」向けの電車9両編成65本(585両)と保守整備用施設の建設を受注したと発表した。受注総額は製造後の保守などを含め13億英ポンド(約2218億円)。

ボンバルディアの受注獲得は2月6日に発表され、ロンドン交通局と同社が19日に契約調印を発表した。

クロスレールはロンドン中心部を約21kmのトンネルで横断し、既存の路線を接続して東西を結ぶ総延長118.5kmの都市鉄道で、2018年末の運行開始を目指している。同社が納入するのは英国の鉄道規格向けに開発した新型電車「AVENTRA(アヴェントラ)」9両編成で、英ダービーの工場で製造する。ロンドン交通局によると、車両は2017年5月までに最初の編成が完成し、クロスレールの中心部区間が開業するより先に既存区間で順次運行を開始する予定となっている。

クロスレールの車両入札にはボンバルディアのほか、スペインCAF、日立が名乗りを挙げていると報じられていた。当初は独シーメンスも入札の予定だったが、昨年7月に撤退を表明していた。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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