JR四国、予土線の観光列車を「兄弟」に

鉄道 企業動向
このほど作成された「予土線3兄弟」のロゴマーク。左から「長男」の『しまんトロッコ』、次男の「海洋堂ホビートレイン」、三男の「鉄道ホビートレイン」。
このほど作成された「予土線3兄弟」のロゴマーク。左から「長男」の『しまんトロッコ』、次男の「海洋堂ホビートレイン」、三男の「鉄道ホビートレイン」。 全 3 枚 拡大写真

JR四国は2月24日、四国西部の高知県四万十町と愛媛県宇和島市を結ぶ予土線の観光列車を「予土線3兄弟」と題し、各列車のロゴマークを作成したと発表した。「3兄弟」の運行開始にあわせスタンプラリーの実施やフリー切符の発売も行う。

予土線では現在、トロッコ列車『しまんトロッコ』が運転されているほか、模型メーカー・海洋堂のフィギュアを車内に展示している「海洋堂ホビートレイン」が運用されている。3月15日からは、0系新幹線を模したデザインの「鉄道ホビートレイン」も営業運行を開始する予定だ。

JR四国は予土線に「3つの観光列車が勢ぞろいする」とし、「予土線3兄弟」を総称的な愛称として設定するとともに各列車のロゴマークを作成した。同社の設定によると、長男が『しまんトロッコ』、次男が「海洋堂ホビートレイン」、三男が「鉄道ホビートレイン」となる。

「3兄弟」の運行を記念した「予土線3兄弟スタンプラリー」は3月15日から9月30日まで実施。宇和島・窪川・江川崎3駅でラリーブックを配布し、「3兄弟」の車内にスタンプを設置(『しまんトロッコ』は検札時に車掌が押印)する。「3兄弟」のスタンプがそろったラリーブックを宇和島駅か窪川駅に持って行くと「予土線3兄弟完全乗車証明書」がプレゼントされる。

フリー切符の名称は「しまんとグリーンライン フリーきっぷ」で、予讃線~予土線~土佐くろしお鉄道中村線(しまんとグリーンライン)の宇和島~窪川間が2日間、乗り降り自由。列車は普通列車の普通車自由席が利用できる。切符は「昔懐かしい紙のきっぷ(常備券)」で、先着1000人には特製台紙を付けて発売する。

発売期間は3月15日から9月30日まで、利用期間は3月15日から10月31日まで。発売額は大人1940円、子供970円だが、4月1日発売分以降は大人2000円、子供1000円になる予定。

このほか、「予土線3兄弟」のグッズとしてスポーツタオルやクリアファイル、マグカップなどが3月15日から発売される。

《草町義和》

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