国交相、可部線延伸事業を許可…廃線を復活

鉄道 行政
可部線延伸区間の路線図。可部~三段峡間の廃線区間を一部復活させる形になる。
可部線延伸区間の路線図。可部~三段峡間の廃線区間を一部復活させる形になる。 全 1 枚 拡大写真

国土交通大臣は2月25日、JR西日本が申請していた可部線延伸区間の鉄道事業を許可した。

可部線は横川(広島市西区)~可部(安佐北区)間14.0kmを結ぶ、電化単線の鉄道路線。列車は山陽本線に乗り入れて広島~可部間17.0kmで運転されている。かつては可部駅から三段峡駅(現在の広島県安芸太田町)まで46.2kmを結ぶ非電化単線の線路も延びていたが、利用者が少なく2003年12月1日に廃止された。

しかし、可部駅の少し先までは広島市の郊外住宅地として発達していたことから、廃止区間のうち約1.6kmを電化した上で復活させ、可部線の延伸部として整備する計画が浮上。JR西日本は2013年11月27日に延伸区間の第1種鉄道事業許可を申請していた。

延伸区間は可部~新河戸(仮称)間の約1.6km。途中に新可部駅(仮称)を設ける。運転本数は1日99本の予定。建設費は約27億円で、2016年春の開業を予定している。

《草町義和》

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