【新聞ウォッチ】サッカーW杯、五輪異変、ブラジル人の出稼ぎ労働者帰国ラッシュ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年3月4日付

●ロシア軍最後通告、クリミア、ウクライナ軍に、投降きょう期限(読売・1面)

●「駆け込み」大雪しのぐ、車販売前年比18%増(読売・8面)

●運転中でもiPhone車用新システム声でダイヤル(読売・8面)

●パナソニックベア実施へ、(読売・8面)

●日本企業広がる不安、対ロシア制裁検討、燃料・車に影響(朝日・7面)

●自動車948労組、ベア要求(朝日・7面)

●ブラジル労働者現場から消えた(産経・2面)

●春闘、川口均・自工会労務委員長「好業績現場の努力で実現できた」(産経・10面)

●時流の先へ、トヨタの系譜、再出発苗木に誓う、二つの危機 (東京・1面)

●北陸道バス事故、直前、運転手に「起きろ」(東京・27面)

●中国新車販売台数、トヨタ、43%増、2月小型車が好調 (日経・15面)

●日産、インドで「ダットサン」低燃費、価格も抑制(日経・15面)

●60車種が世界初公開、ジュネーブ国際自動車ショー(日経・15面)

ひとくちコメント

2014年春闘のリード役の電機や自動車の労使交渉がピークを迎えたが、自動車総連は傘下の1120労組のうち85%に当たる948労組が2月末時点でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分を要求したという。集計できていない労組もあることから、「最終的には約9割がベア要求をする見通しだ」と、きょう各紙が取り上げている。

自動車業界よりも業績の回復が遅れている電機業界でも、きょうの読売によると、ナソニックがベースアップを6年ぶりに実施する方針を固めるなど、大手6社の足並みがそろう見通しという。

ベアは正社員を対象とする企業が多く、パートなどの非正規の従業員には縁遠い話題でもあるが、そんな中、日本の製造業の現場で活躍するブラジル人の出稼ぎ労働者の帰国が相次いでいると、きょうの産経が伝えている。

富士重工業のおひざ元でもある群馬県では、全体の3割を占めるブラジル人が1割以上も減少、スズキなどが本社工場を構える浜松市ではピーク時の半数以下に減少しているという。

その理由は、「サッカーW杯や2016年のリオデジャネイロ五輪に向けて母国での仕事が急増していることが影響している」(産経)との見方が強い。

ただ、中には労働目的でなく6月に開催するサッカーW杯を観戦するための一時帰国も考えられる。ブラジルに進出している自動車メーカー幹部の話では「W杯開催中は工場の稼働も難しい」ほど、ブラジル人のサッカー熱は半端ではなく、労務担当者も頭を抱えているようだ。

《福田俊之》

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