【新聞ウォッチ】ジュネーブ自動車ショー開幕、話題の試作車を “紙上公開”

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トヨタ アイゴ(ジュネーブモーターショー14)
トヨタ アイゴ(ジュネーブモーターショー14) 全 5 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年3月5日付

●1円刻み運賃許可、鉄道・バス(読売・1面)

●高齢ドライバー支援、GPS活用事故防止、トヨタなど開発へ、人や車予測(読売・10面)

●部品共通化、7割に拡大、日産・ルノー20年までに(朝日・9面)

●ジュネーブ自動車ショー開幕、小型車の存在感増す(朝日・9面)

●14年度採用計画、トヨタ前年並み、ホンダは1割増(朝日・9面)

●対ロシア制裁発動されるとガス・原油高騰の恐れ、車の現地生産停滞(毎日・6面)

●世界一ゲイツ氏760億ドル、長者番付、日本人最高は184億ドルの孫氏(毎日・7面)

●いすゞ製トラック,3万台超リコール(産経・24面)

●トヨタ、一時金満額回答へ、電機6社、ベア1000~2000円(日経・1面)

●国のヘリ発注巡る訴訟、富士重、敗訴で特損297億円、純利益見通し下方修正 (日経・9面)

●日産,中国販売35%増、主力車好調、ホンダも27%増、2月 (日経・11面)

●小型SUVをタイ市場投入、日産 (日経・11面)

ひとくちコメント

世界の主要自動車ショーのひとつであるスイスのジュネーブ国際自動車ショーが開幕。日本勢もトヨタ自動車、日産自動車、マツダなどが出展、ショーは3月5日まで報道陣に公開され、6日から16日まで一般公開される。きょうの各紙が今回のショーの見どころなどを現地レポートしている。

それによると、朝日は「小型車の存在感増す」というタイトルで「欧州の超高級車メーカーが新型車を並べる『スーパーカーの祭典』として有名だが、今年は小型車も存在感を増している」として、「金融危機後、低迷してきた欧州市場も回復の兆しが出始め、各社が『売れ筋』としてアピールしているためだ」と伝えている。

日経も「若者向け小型車競う、トヨタ、燃費5%改善」。入門車となる小型車で「買い控えが目立っていた若者に的を絞り、顧客開拓を進める」と指摘。トヨタ自動車は、プジョー・シトロエングループと共同開発の欧州向け小型車「アイゴ」に期待を寄せるとしている。

産経は「環境性能アピール」との見出し。「各社は新技術で環境性能を高めたハイブリッドなどをアピールし、新車購入を促したい」と報じている。

毎日と東京は、共同配信の記事を流用。写真も同じでトヨタ自動車が世界初公開の高級ブランド「レクサス」の試作車「RC F GT3コンセプト」を掲載。ただ、タイトルは毎日が「レクサス試作車公開」、東京は「最新技術車など勢ぞろい」とし、記事では「モータースポーツを通じて、レクサスのブランドイメージを高める狙いだ」などと、豊田章男社長が「チーフブランディングオフィサー(CBO)」と「マスタードライバー」を務めるレクサスをクローズアップしているのが興味深い。

《福田俊之》

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