日産自動車は3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14において、改良新型『ジューク』を初公開した。
ジュークは2010年に発表。Bセグメントに属する小型クロスオーバー車は、個性的なスタイリング、力強いドライビング性能、洗練されたインテリアなどが支持され、発売からわずか40か月で、全世界で42万台を販売するヒット作となった。
ジュネーブモーターショー14でワールドプレミアされるのは、デビュー4年を経て、初の大幅改良が施されたジューク。外観は、フロントマスクを中心に変更。ボンネット左右のウインカー&スモールライトは、新デザインとなり、LEDデイタイムランニングライトを組み込む。ヘッドライトはキセノン化。リアは、LEDテールランプやバンパーが新しい。ドアミラーには、ウインカーを装備。
機能面では、荷室スペースを拡大。レイアウトの見直しにより、2WDモデルで従来比40%も拡大し、354リットル(VDA計測法)を確保した。室内には、パーソナリゼーションパックを用意し、カスタマイズの幅を広げる。
ルノーが開発した「DIG-T」と呼ばれる直噴1.2リットル直列4気筒ガソリンターボを、従来の1.6リットル直列4気筒ガソリン自然吸気に代えて、新設定。最大出力115ps、最大トルク19.4kgmを発生する。アイドリングストップの効果もあり、欧州複合モード燃費は18.2km/リットル、CO2排出量は126g/kmと環境性能は良好だ。