ドイツ自動車大手のダイムラーは3月6日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の2月世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は11万2334台。前年同月比は14.7%増と、12か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、メルセデスベンツが10万4968台を販売。前年同月比は16.6%増と、12か月連続の前年超え。スマートは7366台にとどまり、前年同月比は6%減。2か月連続で前年実績を割り込む。
市場別では、欧州が4万3160台を販売。前年同月比は6.7%増と、2か月連続のプラス。このうち、地元ドイツは7.9%増の1万6539台と、2か月連続で前年実績を上回る。中国(香港を含む)は、1万7596台。前年同月比は73.6%の大幅増で、12か月連続で前年実績を上回った。
また、米国は2万2609台を販売し、前年同月比は2.6%増と、30か月連続の前年実績超え。日本は5059台を売り上げ、前年同月比は53.3%増と、引き続き大幅な伸びを維持する。
メルセデスベンツブランドの2月実績では、新型『Aクラス』が、新型『Bクラス』、『CLAクラス』と合計で、2万8211台を販売。前年実績に対して、27.4%もの伸びを示す。大幅改良モデルを投入した『Eクラス』も、2月単月で1万6560台を売り上げ、前年同月比は40.8%の大幅増。新型『Sクラス』も6985台を販売し、前年同月のおよそ2倍と、好調な立ち上がり。
SUVは2月、合計で前年同月比5.1%増の2万3465台を販売。『Mクラス』が9.1%増、『GLKクラス』が5.1%増だった。
メルセデスベンツの2014年1-2月世界販売は、前年同期比14.8%増の22万9360台。「2014年は1月に続いて、高水準の販売を維持。伸び率は2桁で、全ての地域で前年実績を上回った」と述べるのは、ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門の営業担当、オーラ・ケレニウス取締役。「とくに、EクラスとSクラスの伸び率が顕著。『GLA』と新型『Cクラス』に対する受注も好調だ」とコメントしている。