3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14。日産自動車のブースは、さながら「クロスオーバー祭り」といった雰囲気になった。
というのも、日産は今回のジュネーブモーターショー14に、新型『キャシュカイ』、新型『エクストレイル』、改良新型『ジューク』の3台の最新クロスオーバー車を展示。欧州市場でのアピールに力が注がれている。
中でも注目できるのは、新型キャシュカイと新型エクストレイルの併売。日本では、先代キャシュカイの『デュアリス』は、新型エクストレイル投入のタイミングで、同車に統合されて姿を消した。しかし、欧州では両車が併売となる。
キャシュカイは、欧州市場における日産の最量販車。また、日産は欧州の中で、ロシアの占める販売比率が高いが、そのロシアではエクストレイルの人気が根強い。日本と異なり、キャシュカイとエクストレイルの両新型の欧州での併売は、自然の成り行きと受け取れる。
欧州日産は、「日産の最新クロスオーバー車の3台が、モーターショーで顔を揃えるのは初めて」と説明。日本では「ミニバン3兄弟」が話題の日産だが、欧州では「クロスオーバー3兄弟」が注目を集めそうだ。