日野自動車は3月6日、大型バス『ブルーリボンII』のスタータケーブルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日野『ブルーリボンII』1車種で、2006年12月25日~2013年3月26日に製造された3576台。
バスにおいて、スタータケーブルの固定部の構造が不適切なため、エンジン振動により当該ケーブルの被覆が摩耗するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ケーブルの素線が露出して短絡し、最悪の場合、エンジン始動ができなくなるおそれがある。
全車両、スタータケーブルにPVCチューブおよびコルゲートチューブを追加し、クリップを対策品に交換する。なお、スタータケーブルを点検し、素線に損傷のある場合は当該ケーブルを対策品に交換する。
市場からの情報により発見した。
不具合件数は2件、事故は起きていない。