【ジュネーブモーターショー14】イタリアン・クラシック・レーサーが蘇る…エルミニ セイオットセイ

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エルミニ・セイオットセイ(ジュネーブモーターショー14)
エルミニ・セイオットセイ(ジュネーブモーターショー14) 全 15 枚 拡大写真

1940年代後半から50年代を中心に、フィアットやアルファロメオのレーシングカーを製作、数々のレースに参戦してきたイタリアの工房、エルミニの名がジュネーブモーターショーで復活。オリジナルの新型車『セイオットセイ』を展示した。

セイオットセイは、かつてエルミニが手掛けて来たイタリアン・レーサーをコンセプトに、現代のレースでも勝ち抜くことができるスペックを実現すべく開発された。車名はイタリア語で「686」を意味し、車重が686kgであることに由来する。

ボディサイズは全長4120mm、全幅1850mm、ホイールベースが2600mm。カーボンフレームに、全て職人による手打ちのアルミニウムボディが載せられる。これに320psを発揮する、ルノー製のレース用2リットル4気筒ターボエンジンをミッドシップに搭載。最高速度は270km/h、0-100km/h加速は3.5秒と、軽さを活かした圧倒的なパフォーマンスを誇る。

ステアリングは特別にナルディが製作し、ブレーキシステムはブレンボとの共同開発をによるもの。ホイールはOZレーシングによる17インチアルミを装備する。

旧エルミニは1960年代に解散。今回、エルミニを愛する有志たちの手によってブランドの名が復活した。セイオットセイはわずか9台のみの生産にとどまる。9台を販売した後のブランド存続については現段階では未定だという。

《宮崎壮人》

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