【ジュネーブモーターショー14】4ドア版日産GT-R、インフィニティQ50オールージュ…市販の可能性は

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インフィニティ Q50 オールージュ(ジュネーブモーターショー14)
インフィニティ Q50 オールージュ(ジュネーブモーターショー14) 全 21 枚 拡大写真

3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14。日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティ・ブースの注目は、コンセプトカー『Q50オールージュ』のエンジンの詳細発表だろう。

新型日産『スカイライン』の海外仕様車が、インフィニティ『Q50』。そのQ50へ究極のパフォーマンスを与えるために、インフィニティが選んだ手法は、日産『GT-R』のパワートレインの移植だった。

Q50オールージュのエンジンは、3.8リットル(排気量3799cc)のV型6気筒ツインターボ。最大出力は568ps、最大トルクは61.2kgmを発生する。トランスミッションは7速。駆動方式は、前後トルクを50対50に配分するフルタイム4WD。0-96km/h加速4秒以下、最高速290km/hのパフォーマンスを実現する。

ちなみに、最新モデルの日産GT-R用のVR38DETTエンジンは、最大出力550ps、最大トルク64.5kgm。Q50オールージュは、GT-Rのパワーを18ps凌ぐ。

ところで、GT-RのVR38DETTエンジンは、これまで門外不出のユニットだった。日産(正確には欧州日産)の公式プロジェクトとしては、『ジューク-R』の例があるのみ。過去には、日産『ステージア』に、『スカイラインGT-R』のエンジンを積んだモデルが存在するが、果たして、インフィニティQ50に、GT-Rのパワートレインを載せた市販車が登場する可能性はあるのか。

この「4ドア版GT-R」の市販の可能性について、インフィニティは、「現時点で量産化の決定はしていない」と説明。しかし、「ジュネーブモーターショーへのQ50オールージュの出品は、プレミアムセグメントにおいて、優れたパフォーマンスの車を作り出すというインフィニティの理念に沿ったもの」とコメントしている。

《森脇稔》

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